製品ラインナップ

千葉県鋸南町勝山漁協との共同プロジェクト

 

鋸南町勝山漁協

〒299-2117 千葉県安房郡鋸南町勝山122番地
勝山漁協は。組合員448名の会員を有し、定置網漁業、養殖漁業、漁船漁業を行ってている漁協で、海藻についてはワカメ養殖を行っています。

 

 

プロジェクトの推進予定

アカモクはホンダワラ類の海藻ですが、いわゆるモク類の海藻は数多くあり、その見分けが一般にしにくい難点があります(知見が必要)。
 
そこで東京湾、千葉側に位置する鋸南町勝山漁協地先で育つアカモクを(アカモクは12月から1月にかけ成長)、1m位成長したところで、我々専門家が選別、刈り取りを行い、これを漁協で沖だしした生け簀でロープに刺し込み生育させます。
 
3月頃からは間引き収穫を行います。通常3月~4月にかけ成熟・抱卵に入りますがそれを刈取り、幼胚を種苗生産用として陸上タンクで飼育種取を実施、越夏させ翌年の種苗とします。
 
生産されたアカモクの利用は漁協で加工、あるいは引き取り業者に委ねますが、アカモクを使った新しい商品開発にも期待されます。

 
 

2019年1月のアカモク報告

  • 110日現地のアカモクを用いて養殖実験を行う予定でいましが、作業3日前現地から、海にアカモクが一向に見られないとの報告から、現地生育記録としても重要と思い、19日作業前に潜水調査に切り替えました。
  • 漁港沿岸ならびに浮島周辺の調査では、カジメやヤナギモクあが茎だけを残して立ち枯れたた状態、魚による食害、さらに辺りいちめん、イソギンチャクやサンゴが優先している状況が見られ、海藻はわずかに磯モク、トゲモクなどがあるのみで、アカモクは流れ藻としてわずかに見つけられ、これを回収して生け簀に入れました。
  • 昨年はではもっとたくさんあったようですが、その変化に地元の人もおどろいていました。今後の対応として、流れ藻をさらに回収、その他移植して生簀で育成させる方向ここ23ヶ月様子を見ることになりました。いよいよアカモクも養殖しなければならない時代が来たのなら残念です。